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次の日幼稚園に行くと、昨日の出来事をみんなが知っていた。
親から言われたのか誰も俺に近付かなかった。一人を除いて。
薫わ笑顔で「鉄平昨日わゴメンやで、お前めちゃくちゃ強いやんけ。」
俺わ。
「誰がお前な?誰が鉄平じゃ!鉄平君呼ばんかぇ!ボケー!」
薫わ泣きそうになって「鉄平君ごめんなさい」
「解ったらええんじゃ」
と言うと、鞄を差し出しロッカーに直させた。
「今日からワレわ俺の子分や、明日から毎朝迎えに来い、解ったんか?」
「はい!鉄平君!」
これで俺と薫の上下関係がはっきりした。
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