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その日の昼休み。
薫とロン毛二人が運動場の隅で喧嘩をしてた
しかも、本当に空手の型をやっていた。
「セイヤ!セイヤ!」
二人に挟まれているので、まったく当たらない。正面に向いて教えられた通り型を披露していると、後ろから蹴られる、そして振り向いて又型を披露する。しかも、順番通りに。一生やっても当たらない。
俺わ笑い転げた。息が出来なくて死ぬかと思った。
「ギャハッハッハ、止めてくれ、ハッハハハハ、死ぬ、ハッハハハハ、助けてー!ハッハハハハ。」
俺の笑い声に気付いたのか、二人が俺の方に近いて来た。
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