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返事わなく、ただ泣きじゃくっているだけだった。
更に強く髪の毛を引っ張った。
「痛い痛い、止めて、お願い、お願いします!」
なおも髪の毛を引っ張り続けた。
「はぁ?聞こえんのー!お前らわ犬ちゃうんか?犬やったら犬らしくワン言わんか!」
「ヮン」
蚊の泣くような声で言った。
「聞こえんのー、薫ー聞こえたか?」
「鉄平君、僕ちょっと聞こえたような・・・」
俺が薫を睨み付けると
「きっ、聞こえへんかった、うん、全然聞こえへんかった。」
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