姉の技はとても痛くて残酷で~たびたび~

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「は………!? ………は!?は!? 何言ってんの!?そそ・そんな訳ないじゃん!」 シンジは、当たらずとも遠からず的なマトイの発言にかなりの動揺を見せた 「いいのよ、私には分かってる… 統計的に見て、自分の呼び方を『僕』から『俺』に変えたり、家族をさん付けで呼んだりしたら、それはもう、彼女が出来た証拠なのよ!」 「そんな………」 シンジは否定しながら それでも耳まで赤くしていた 「………で? 相手はどんなアニメキャラなの?」 「………は?」 シンジはマトイの言っている意味が理解出来ずに間抜けな返事をした 「だって、あんたみたいなのに彼女って二次元しか思い付かないんだもん」 シンジは その時のシンジは 異様なまでに、にこやかだった そう シンジは 産まれて初めて ………『殺意』を抱いてしまったのだ
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