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「………誰がアニメキャラを彼女にするんだよ!
おかしいよ、そんなの!」
シンジは力一杯否定した
だがマトイは、そんなシンジを諭す様に言った
「……いい、シンジ?
世の中にはね?アニメキャラと結婚したりする人もいたりするのよ?
あまつさえ、子供まで作ったり……
だからシンジ
別に恥ずかしい事じゃないのよ?
もっと胸張りなさい?」
「だ!か!ら!!
彼女はアニメキャラなんかじゃないんだって!!」
シンジの、あまりの大声に、マトイはしばしキョトンとした
そして
にま~と笑い
「そ~かそ~か、アニメキャラじゃないんだ」
「当たり前だよ!」
「けど彼女出来たのはマジなんだ」
「あ………」
シンジは、顔を真っ赤に染めた
「ねえねえ、どんな物好きなの、そのコ?」
「いや………普通の………一つ上の可愛いコ……だよ?」
「か~!ムカつくわね♪
…で、どこで知り合ったの?」
「どこでって………」
シンジは言葉を探した
……………
…………………
戸惑い
そしてマトイは
それを見逃さなかった
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