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「…………………」
『よくも……よくも愛用のバイクを………………』
数分後、アーカードのいる部屋へと戻ってきた2人だが。
戻ってくるなり司令は普通のと異なるもの、壊れたライフルを抱えライヤー……と呟き部屋の隅に座り込む。
どうやら、ライヤーとはライフルの事らしい。
レイの場合は、軽く危ない逝った目でドス黒いオーラを出しその姿はまさに鬼だった。
(どうしましょうか……)
また、アーカードもこんな状況になった今。到底任務の話などできなかった。
--と頭を捻らしていると、ノックする音がし扉が開き入って来たのは。
「アー君いる……」
「ん…リオネですか。」
目下目標物にされている栗毛に黄金の目を持つ少女リオネ本人であった。
ただリオネは部屋に入ったと同時に固まってしまう。
直後、ドス黒いオーラを出していたレイがゆっくりとリオネのいる扉の方へと振り返る。
『リオネ…………』
無表情に一見落ち着いた声、だがリオネは感じた。
明らかな静かなるレイの憤怒を………
そして名前を呼ばれたと同時に逃げ出そうとするも、
「ふにゃっ!?」
『何で逃げようとしているのかしらリオネ。』
何時の間にか背後から首根っこを捕まれていた。
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