第2話 バイク好きにろくな奴はいない

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  さて、ここでレイに3つの選択肢を考えます。 1つ目は譲ってもらう(奪う) 2つ目は脅す。 3つ目は有無を言わさず全員倒してから一台だけ借りる。 はい、ろくな考えがありません。 さて一体、どうするのでしょうか? しばらく考えた後、レイは一つの考えに辿り着いたようだ。 まず腰に付けているポーチからサングバイザーをつけ、更にロケットランチャーを取り出しバイク集団から少し軌道をズラした所に狙いを定め構える。 『3、2、1……発射!』 そしてカウントダウンを合図に躊躇う事なくドオンッ!!と音と共にぶっ放しました。 弾は見事に集団ギリギリの横の地面に命中し、爆発。 一番近くにいた人とバイクは勿論吹っ飛び、他にも何台かは爆発に巻き込まれ炎上。 また、爆風でぶっ飛ばされる者もいたり。 収まった頃には、地面は抉れ。バイクは倒れたり、壊れたりし。死者はいないもの気絶と怪我人、無傷の者が地面に座ったり倒れていた。 そこに、この状況を作り出した本人であるレイがロケットランチャーを肩に掛けて来る。  
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