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勿論、訳の分からないレイは眉間にシワを寄せ頭を捻らせる。
「言い方が悪かった………言い方を変える、アイツ等は俺の組の一部の奴らでクーデターを起こそうとしてた。だから4、5人スパイを入れて状況を探ってたんだ。
それで、俺の名前を使って変なん企みをしてたから始末しようとしたらアンタがスパイ諸共殺っちまったんだ。」
男が律儀にも説明し直したのに関わらずレイは………
『どうでもいいわよ』
一刀両断した。
「おいおい、アンタが頭を捻らせるからわざわざ説明してやったのにそらぁー酷すぎねぇか?」
『酷くない、それに私が考えてたのはどうしてそれが請求と関係あるかよ』
まるで正当な理由がなきゃ謝らないと言い張る子供のように上から目線気味のレイ。
「あぁ、悪い悪い。それでだ、仲間はしょーがねぇが破壊されたバイクの金はアンタに払ってもらわねーと困るんだよ」
『何、そんなことだけ?別に良いわよ。』
拒否されると思いつつ言った男はアッサリ返ってきた返事に目を点にする。
「随分とアサッリしてるじゃねーかぃ」
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