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かなり手厳しく扱われることに流石にこたえたのか、ツヴァイはうなだれてしまう。
しかし……。
「うにゃ~ん」
「う……!!」
もみゅもみゅと、むにゅむにゅとコアの胸がやらしく後ろから揉みしだかれた。
抜き足差し足忍び足で近寄ってきた猫の人の手によって。
「いい形の乳だにゃあ。まぅといい勝負だにゃんよ」
「あわわわわ……! 猫の人っ……あんたには気配というものがないのか……!」
「むふふ、お尻は小さいにゃあ~。これはうらやましいにゃん。跳ね上がったプリティヒップ」
「しっ、お尻まで触るな……あっ、もう……!」
突然の襲撃に混乱したコアはミーシャのわきわきとした両手になすがままになっている。ツヴァイの時のように蹴るわけにもいかず、料理で両手がふさがっているためどうすることもできないのだ。
そしてそれを鑑賞していたツヴァイは……。
「あっ、もうひとりの自分、もうちょい下からスタイリッシュにおっぱい持ち上げてもらってもよろしおすか」
「んー? お前も好きだにゃあ。むに、むに、むに、こうかにゃん?」
「そうそう、ごっつええ感じやでー。ドレスから露出しとる胸元の谷間が強調されてええわぁ。あ、せやせや、超絶高性能一眼レフ持ってきとったんや。メイドさん、練乳持ってきてくれん――……ぐぁっ!!」
変態的思考が駆け巡った直後コアから繰り出された見事なトーキックでひっくり返るツヴァイ。
「……コアが持つ殺人能力はコイツを殺すためにあったんだな……長年の悩みが解決して良かったよ、エロ狐……」
「うにゃ、コアにゃんの腰のくびれ最高にゃん。どうやったらこう……くびれるのかにゃ?」
「そして猫の人……そろそろ本気で怒るぞ。周りの男の目がたまらなく不快だ」
「えぇー」
「えぇーじゃない」
「ふにゃ……仕方ないにゃあ。じゃあ最後にここを」
「うわ、先は触るな……!!」
そんな色っぽいやりとりを横目に、ルリは純粋無垢なアゼルが大きな皿に料理を乗せて戻ってきた事に気づく。
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