始まり

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■from-nanao■ …いやいや、違うよな…? 俺の知ってる“沢田”ではないよな…? 父「はは♪今日から、ここがお前らの家だぞ~♪」 …知ってるけど。 俺と兄の唯夫(ユイオ)は顔を見合わせて、溜め息をつく。 父さんの身勝手さには慣れてるが、今回ばかりは勘弁してほしい。 …再婚するなよ…ばーか。 父「ほら、唯夫、七夫。ほら入りなさい。」 あ、七夫(ナナオ)っていうのは俺ね。 入りなさいって、アンタ…。 唯夫「…父さんから入れよ。俺ら逢った事そんなねーんだから。」 父「まったく…ただいまー♪」 そう言いながら父さんは“沢田”さん家に入って行った。 どうか…。 どうか頼みますから、あの“沢田”さんじゃありませんように……。 洋子サン「あら、おかえりー。唯夫くん七夫くん、これからよろしくね。」 俺達は黙って頷く。 .
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