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唯夫は「…ありがと。」と言って沢田が教えてくれた部屋に入って行った。
涼舞「アンタの部屋は…、唯夫くんの部屋の隣。」
…アンタってねぇ…。
まぁ、良いんだどさぁ。
七夫「…どーも。」
涼舞「いーえ。」
そう言い、俺の隣の部屋に入って行こうとした。
七夫「…はっ?」
涼舞「…何よ…。」
七夫「…いや…隣?」
涼舞「…だから何よ。同じ部屋よりマシでしょ?」
…おー怖っ。
逃げちゃお。
進「ねえ!!七夫!!」
…進だっけ?
何才なんだろ…。
七夫「…ん?」
進「七夫って、野球部なんでしょ?俺も野球部入りたいんだー。ねぇ、色々教えてよ。」
…教えてって…。
俺、後輩に教えんの一番嫌いなのに…。
涼舞「いーじゃないの。進、天才ピッチャー、一ノ瀬七夫くんに教えてもらいなさい。」
…余計な事言いやがって…。
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