桜と雨の降る夜に

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サクラ咲き、街は春に染まっていく中、冷たい雨が降りそそぐ 暖かい春を待っていたが、僕の心を埋めていたものがなくなった 今は風が吹き抜けていくだけ 僕ら出逢わなければ別れもなかったのかな… でも、出逢わなければ一緒に笑い、はしゃいだ時間は過す事は出来なかったね 『ばいばい』と、君が言ったとき、もう会えない様に思えた せめて『またね』そう言って欲しかった 頬を流れる雨は涙を隠すように 空を舞うサクラは僕に上を向けと語るように 鳴らない着信音を待つのはもうやめにしよう。
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