きっかけは全校集会

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俺はその日今まで見たことのないような夢を見た。俺が雲の上にいる夢……。 こんな幼稚な夢を高校生にもなって見るとは、俺も思っていなかった。 俺は朝の目覚まし時計を不機嫌そうに止めて着替えて下に降りた。 目の前には朝食が置いてあった。何故か今日に限って腹が減っていたのですぐに朝飯を食べ終えた。歯を磨き、顔を洗い鞄を持ち急いで靴をはいて叫んだ。 「行ってきます!」 急いで学校に向かった。 学校は家からは少し近い方だった。学校に着くとまだあまり生徒は来てなかった。席につき安心していると校内放送が流れた。 『神崎 青牙、木下 美海、長良川 銀次、坂上 由美。今呼ばれた4人は至急学園長室に来て下さい』 その中に自分の名前があり驚いていると同じクラスであり、親友でもある長良川 銀次(ながらがわ ぎんじ)が声をかけてきた。 「お前も呼ばれたんだろ?一緒に行こうぜ!!青牙!」 「あ、あぁ!!」 青牙と銀次は学園長室に向かった。
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