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『……………んだよ』
やっと出た朝斗は
完全に寝起きのようで、
不機嫌極まりないかすれ声。
オレは
少し緊張しながら口を開いた。
「頼みがあんだけど」
『………あぁ?』
まったくもって不機嫌だ。
だがっ
今はそんなのに構ってられるかってんだ!!
「晴海を呼び出してくれ」
『……………』
「さっきから電話してんだけど
出ねえ。
朝斗だったら出るだろ?
呼び出してくれよ」
『…つーか今部活じゃねぇ?』
あっそうだ!!
忘れてたが、
晴海はバスケ部の顧問だった。
日曜も午前中は部活…か!!
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