孤独

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急がないといけないけど、君とも一緒にいたい 「ねえ、今日用事ある??」 「ううん、帰るだけ」 「ならさ、うち来ない?」 「…―え?!」 あ どうしよ 困ってるよね とっさにでちゃった 「嫌ならいいんだ。でも安心して、変な事はしないから」 テンパって 机を綺麗に並べ始める。 なにやってんの? 俺 それを見て 「いいよ。行こうかな」 笑いながら答えた。 マジで?! やった!! 嬉しい。ありがとう 君の手を引っ張り、携帯を取って急いで校門へ向かった。 どさくさにまぎれて 初めて手をつないだ。 初めて触れた君の手は 細くて白くて すごく冷たかった。 .
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