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「なぁ修二………
それって一体どういう事…?!」
オレが説明すると
さすがの一馬も目を丸くした。
「だからぁ……凛子はオレが
【栗田修二】だって事
知らね~の!!
まぁ……ちょっとは
疑ってるみたいだけど。」
「オレはさ……
凛子ちゃんがお前の事
知らね~って事の方が
ビックリだけどな。」
「いいんだよ…それで。
家に帰った時くらい
ゆっくりして~だろ?
お前…考えてみろよ
オレの事知らね~から
普通にしてられっけど
オレが修二だって知ったら
アイツぜって~騒ぐって。」
「そうかな~……?」
「オレさ…これ以上
見た事ない知人や親戚増えんの
ヤなんだよ。」
「まぁな~………
オレらみたいな仕事してると
色んなヤツが群がってくるもんな。
………分かった。
そういう事なら協力するよ。」
そう言うと一馬は
笑いながらオレの肩を叩いた。
わりぃ~な……一馬。
「あ、そうだ!修二
戻ったらさ…凛子ちゃんの事
口説いてもいい?」
かずま~~~~~っ!
それはダメだ。
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