一馬さん…………

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その場の雰囲気で あたしもビール飲んじゃったら 半分くらいでもう 酔いが回ったみたい。 ハフ~……… 「あれっ?凛子ちゃん…… もう酔っ払っちゃった?」 手で顔をあおいでると 一馬さんが心配そうに あたしの顔を覗き込んだ。 「ら、らいりょうぶ…れひゅ…」 あら…… ろれつが回らないわ…。 修也がトイレに立ったのを ボーっと見てたら 突然………… 一馬さんがチュッ……って。 えぇっ!!! ビックリして一馬さんを見ると 「ごめんね。 かわいかったからつい………。 あ、でも修也にはナイショね?」 って、人差し指を あたしの唇に当てた。 うぅ~~~~ そんな爽やかな顔で言われたら 何にも言えなくなるじゃ ないですかぁ……。 一気に酔いが覚め 恥ずかしくてうつむいてると 「近いうちさ… 2人でどっか行かない?」 耳元で一馬さんが囁いた。
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