3人が本棚に入れています
本棚に追加
そしてしばらく二人は黙って歩いた。
小学生の時以来こうして話すことはなかったから、ホントなんか照れくさいし、正直けっこうドキドキしてた。でも、それと同時に何だか懐かしいような温かいような、そんな空気に包まれているような感覚だった✨
次に話し始めたのは陽君だった。
「俺、学校にいる時あまり目立たない感じじゃん?」
「え? ぅ~んそぉかなぁ、まぁあまり話さない感じはしてたけど」
小学生の頃の陽君には、裕太郎という友達がいていつも二人一緒でクラスでも人気者だった。その頃の陽君はいつも
「俺大きくなったら裕と東京行ってお笑い芸人になるんだ!」
そんなことを言っていた。
最初のコメントを投稿しよう!