別々の高校

2/3
前へ
/18ページ
次へ
「祐ちゃんは元気?」 「‥‥わかんね」 そんな答えが返ってきた。 「え??」 意外だった。あんなに仲の良かった二人なのに‥ 〓私と陽君は地元の高校に進学したが、祐ちゃんは隣町の高校に通っていた。これは友達から聞いた話だけど、中学3年の冬、陽君と祐ちゃん、それから当時仲の良かった青木君と佐藤君の4人は、隣町の高校にみんな一緒に入ろうと決めていて、みんなそこの高校を受験したんだけど、合格発表当日みんなで結果を見にいくと、なんと陽君だけが落ちてた。結局あとの3人は隣町の高校で、陽君は二次試験でここの高校に入ったのだ。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加