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散々な1日だった
朝――うちのクソ親父に、紗姫との蜜月のひとときを邪魔され
学校では僕らの関係が公になってしまい……けどそのおかげで、人目も気にせずにイチャイチャ出来るようになったかも
放課後――ついさっきも、いいところで担任の邪魔が入りやがりましたし
「はぁ……」
溜息も漏れるというものだ
「あはは……なんか、すっごい疲れたねー」
疲れ切った表情で、力なく笑う紗姫
「で・も♪」
瞬時に沈みきっていた表情を切り替え、僕の腕にガバッとしがみつく
「帰ったら、また一緒にお風呂入ろーね♪
邪魔の入らないトコで……
2人きりで、いっぱいキスしよ?」
にっこにこと、子供みたいに屈託なく笑い、僕の腕に頬ずりする
「気絶させないように頑張るよ。おあずけばっかで、いろいろ溜まってるからさ」
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