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春。 憧れていた 高校生活の始まり。 バイトに 恋愛に ...バイトに- 恋愛に恋愛! 私、山本千穂は 今日から高校一年生。 小さな町の 1クラスしかなかった中学校を卒業し、 少しだけ大きな隣町の高校に進んだ。 「3クラスもあるなんて...。 ちャンと友達出来るかなぁ...?」 キツめの外見とは裏腹に、 人見知りが激しく、 大人しい感じの子だと... 自分では思っている。 「バイトに、恋愛に、新しい友達に。よし、頑張るか!」 ドキドキしながら登校し、 1年3組の教室のドアを開けた。 同じクラスには 同中卒の友達はいない... すでにいくつかのグループが出来上がッてる教室。 あぁ... すでに出遅れた感じだぁ... そンな事を思ッていると、 一人の女の子が声をかけてきた。 「はじめまして! 私、笹森かな。 二中出身だよ! よろしくねッ! そしてあなたは どこ中卒の、何ちゃん?」 「あッ き..北中出身の 山本千穂です! よろしくお願いします」 いきなりの自己紹介に びっくりして 少し声が裏返ってしまった。 「あはは~ ちほね! 私の事はかなって呼んで♪ このクラス北中生全然いないよね~ やっぱ一番多いのは-...」 ...こんな出だしで できた友達のかな。 見た目は ほんわかして かわいいのに、 喋るとさっぱりしてて、 そのギャップが男の子にモテるんだろうなって感じ。 私は学校ではいつも かなと一緒に行動するほど仲良くなった。
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