167-C

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いつまでも同じ場所を 繰り返しまわり続ける 鼓動を響かせては つらなって乗り込んでゆく いくつもの夢希望感情 全てを乗せて走り出して行く 止まる事なく加速しては 流れる次の世界へと つながってる暗い通り道 時に逆らう速さの中 どうしてこんなに遠く運ばれていくのか 閉ざされた箱に揺られ 誰もが無意味なオブジェ 何のためにどこに行くの なぜこんなにも無駄に生きているのだろう 眩しく輝き光降る世界に包まれてく 闇から抜け出して 拾いきれない程の景色が流れていく 逸らせないでいる視線だけは 待ち焦がれた色で見つめてる こんなに知らなかったことで 世界は溢れている 見知らぬ色ばかりで風に乗る香りも人々も 瞬く間に通り過ぎていく遠ざかっていく ただ揺られるままに身を任せ 気に留める事すらもないまま 見つめているだけで遠のくのはどうして 引き寄せられてく 本能が呼ぶ街へ人々は急ぐ 理由なんてない羊たちが沈黙し ただ群れあうかのように 遠いはずの街眺めてた そびえるビルの谷流れるブレーキランプ 降り積もり咲き乱れてく人々…umm ここに生きている 儚くも美しい今の世界私は1人として 60億分の1の世界見ている 眩しく輝き光降る世界に包まれてく 闇から抜け出して 拾いきれない程の景色が流れていく 逸らせないでいる視線だけは 待ち焦がれた色で見つめてる こんなに知らなかったことで 世界は溢れている
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