第一章 片目の紋章

4/10
前へ
/10ページ
次へ
「ただいまぁ❗💦」 息を切らせて仕事からあわてて帰ってきたレオンは、家に帰ってくるやいなや早速、晩餐の準備を始めた。それもその筈、今日は兄達が戦から帰って来るのだ。このガリア王国へ。勿論、今回も勝ち戦で帰って来る。この国ではそれがすっかり当たり前になってしまっているのだ。 「よし!完璧だな。」 晩餐の準備を終えたレオンは、テーブルの椅子に座って、兄達の帰りを待った。しかし、夜になっても兄達が帰って来る気配は無い。 兄達以外の騎士団員達はそれぞれの家に帰って、晩餐を始めているのに、三人だけが帰ってこない。 レオンに、妙な胸騒ぎと不安がよぎったその瞬間だった………!!
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加