第1小隊

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200X年8月4日午後9時 東京都内アパート 鈴原優司2等陸尉 久保木たちはあの後、防衛省が用意したアパートへ案内されたらしい。 鈴原 「ただいま」 久保木 「おかえりなさい」 鈴原は着替えた後、押し入れから布団を出した。 久保木 「もう寝るの?」 鈴原 「今日は疲れたからな……。明日も大変だから早めに寝る」 鈴原はあっという間に寝てしまった。 鈴原 「ZZZZ……」 深い眠りに落ちる直前、額になにか軟らかい物が触れたような気がした。 200X年8月5日午前9時30分 千葉県船橋市習志野駐屯地 陸上自衛隊中央即応集団 第1空挺団 第4普通科中隊(架空) 芝生の広場には120名の隊員が整列していた。 隊員 「気をつけ!」 全員が一糸乱れる事なく気をつけをした。 「休め。オレが隊長の前川だ。こちらは鈴原2尉と田所2曹だ」 鈴原と田所は前川に1礼し、列に加わる。 前川 「先ほど紹介した鈴原2尉と田所2曹は元島田隊だ。よって北海道有事にも参加している。彼には第1小隊を指揮してもらう。田所も第1小隊に編入せよ。第1小隊の訓練は全て鈴原に任せる事にした。以後第1小隊は鈴原の指示に従え。以上だ」 鈴原 「第1小隊、射撃訓練所へ行くぞ。駆け足!」
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