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――三次郎side―――――――
飛ばされた身体を起こす。
『………ちっ』
かなり手加減をしただろうが随分遠くまで吹っ飛ばしてくれたなと思った。
まぁ、好きな女の前でああ言われたら怒るだろうなと自嘲気味に笑う。
俺は自分の身体を見回す。
怪我は大した事はなかった。
次に自分の飛ばされた場所を確認する為に辺りを見回した。
木々が鬱蒼と繁っていて、獣道も無い程足場の悪い山の中だった。
どうやらあまり分からない所に飛ばされてしまったようだ。
ふと見ると丸太で無理矢理作った階段があり、その上に祠があった。
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