年齢詐称!?麗君と御対面☆

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まぁ、そんなこんなで   「よしっ口調とか態度とかにも気を付けるぞっ!」   っと玄関で気合いの意味を兼ねてガッツポーズをした瞬間にがちゃりとドアが開いて。     お母さんと一緒に入って来た男性を見て、あたしは息を呑んだ。 凄い……カッコいい。 切れ長の瞳にスッと通った鼻。 紅く薄い唇にスッキリとした顔のライン。 スラリとした体から伸びる手足は長く、だけれど筋肉はしっかり付いていそうで。 色素の薄い髪は肩に付くか付かないか位の長さで思わず触りたくなってしまいそうなくらいサラサラそう。 目の前の青年は、誰が見ても正真正銘「カッコいい」、もしくは「男前」部類に入るだろう。 そんな事を考えていたあたしの頭にふと、ある疑問がよぎった。 ……あれ? この人がお母さんの言ってた麗君…否、麗サンだよね……? 麗サン…って確かお母さんは中学生って言ってたよね…? どう見ても中学生には見えないし…… お母さんの勘違いなのかな?
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