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……フォークの先を追う。
麗サンだった。
麗サンがにっこり微笑みながらケーキを乗せたフォークを差し出してくる。
……これを、食えと?
ゴクリと唾を飲み込んでちらりと麗サンを見る。
未だ微笑みを浮かべている麗サンの表情はまるで
『小さな子供にあーん♪ってするのが俺の長年の夢だったんだよな!』
みたいに幸せそうなのである。
ちよっと待って!
あたしは大学生だってば!
食べさせて貰う様な年齢じゃないから!!
暫く食べるのを躊躇っていると、麗サンは何処かしょんぼりした様な表情であたしを見つめていることに気が付いた。
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