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今迄、そんな…馬鹿をする人は、いなかった。ワザワザ…悪霊になろうと…する人…なん…て、いない。
確…実に、愛する人に会…える訳じゃない…のだ…から。
私…が自我を保て…る…のは何時まで…でしょう…か?
彼…の最期ま…では…私のまま…でいた…い…。
「あ…れ…。何だ?……由紀…音…?」
彼の頬を温かいモノが流れる。ふっと脳裏を過ぎったのは…失った、愛する人の事…
…その時…私は、消え た。
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