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ある日、大学のロッカーの前から物語は始まる。
Jがロッカーに荷物を詰めてると一人の男がJの方に歩いてきた。Jは始め男に気付かないでいたが、いきなり隣にきてJのロッカーの戸を間にはさむ形で男と向き合ったのだ。
男はニッと人なつっこい笑みを浮かべるといきなりこう挨拶した
「Jマクマナスだね?俺はお前に会いたかった」Jはくびを傾げ男をまじまじとみてしまった。
しかし見覚えがない。「人違いだろ?こんなジャンボ大学なんだ…別のマクマナスじゃないのか?」
男は一瞬、ポカンとしたがいきなり笑いだした。ロッカールームにはまだ学生が何人もいたから、いきなり笑いだした男に視線が集まる。
微妙にざわつく中を男の声はJに不思議と届いた。
「おいおい…笑わせてくれるぜ!お前昨日部屋で呼び出しただろう?俺を!…お前と契約した俺を忘れるなんて!」
そう確かに呼び出した…悪魔を冗談半分で…
そのとき、錯覚か?くらいのなにかはいた気がしてはいたのだ。
「遅くなってすまなかったな…もう1人の願いをきいてからきたのだ」
Jはあわててケータイでその1人をよびだそうとしたが、自称悪魔はこう言った「やつにつながる手段はもう…ないぜ叶えた代償はここにある」
どこからか水晶玉を取り出してJの目の前にだした。
「J!たすけてくれ!」水晶玉には炎のような姿になった友人が叫んでいた…
(続)
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