死神の2日

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「金色」 ひさし屋根の上からなにげないしぐさで貴方を見る いつもなんか挨拶してくれる貴方 「よぉ、元気か?車には気をつけろよ」 私はすり寄ったりはしない ただ金色の目を細めて貴方を見るだけ それでも貴方は優しいしぐさで時々頭を撫でて歩き去る。 暖かいひだまりの中 私は思う 貴方が猫なら求愛してみたい、と。
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