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2章 悪魔にできる3つのこと
悪魔に向かって友達になれ宣言した朝、ケータイのアラームで起こされた。
寝ぼけた目に強烈な色あいがケータイの画面にあらわれた。
はめこみ画像のようなそれは
「Good~morningマイフレンド🎵」
悪魔だった。
風景にあきれた。
たぶん魔界?
赤い花が咲きみだれた広間に、みるからに映画にでそうなゴツいイスがポツン。
悪魔はそこにふんぞりかえって俺に手をふってた。
「ケータイ番号教えてもらってなかったから勝手につながせてもらったよん🎵」
…なんて軽いノリだ💧悪魔が手元も見ずに転がす珠さえみなければ冗談ですましたいノリだ。悪魔は珠に入れた俺の友人をからかってる。
あんなからかわれ方したらあいつ珠からでたら性格ゆがみそうだ💧「朝飯食いに行こうぜマイフレンド🎵」
学校のなかのカフェで待ち合わせることにした。
悪魔は律義に出入り口でプレートをもらうと一々楽しげに見ながら料理をもりつけてる。俺がいるテーブルに来ると真向かいに座った。
「人間の食い物大丈夫なのか?」
ある映画でみた悪魔は食べてるというより通過させて床に落としてたが…。
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