プロローグ

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 地球は明日にでも崩壊する。なんて言われたら、まずどんな行動を取るだろうか。  いや、そんな馬鹿げたこと起こる筈は無い。そんなのわかってる。  だが本当に崩壊するとしたら?  この世界が無くなってしまうとしたら?  俺は、嫌だね。  だからこそ、俺はその崩壊を止めようとするだろう。  正義の味方になりたいわけじゃない。名誉とかにも興味は無い。俺は守りたいのさ、この世界を。ただ純粋に。  いよいよ俺も海斗みたいにバカになってしまったのかと思いつつ、教室に足を踏み入れた。 「おはよ」  教室に入り、早速声をかけてきてくれたのは黒原舞衣。昔からの親友の一人だ。 「おはよう」  軽く手を上げて挨拶を返すと、俺は教室中を見回した。  何も変わっていない。いつも通りすぎていい加減飽きてしまった光景だ。 「何か面白いことでも考えてる?」  そう言いながら、舞衣は顔を覗き込んでくる。こいつはなんでいつもいつもピンポイントなんだ。 「別に面白くもなんともない。今日は早く着いたなってだけさ」  舞衣や海斗にとっては、俺がこんなバカな事を考えているという時点で面白いだろうが、知られるわけにはいかない。  知られればバカにされるのがオチだしな。
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