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そんな風に思い出していると 「ねぇ、中学校は楽しい?」と由美が聞いてきた。 「ん?あ、あぁ。ん~、まぁまぁかな?」 どうやら俺の心の片隅にはまだ由美が好きという気持ちが残っているらしい。 そのせいで変な感じで答えてしまった。 お互いに話題がないのか、妙な沈黙が流れる。そんな時に 「あ、大介~。お、由美もいんじゃん。」と祐樹がビニール袋を持って入ってきた。後ろにも数人いる。どうやらジュースやお菓子を買いに行っていた様だ。  「あ、みんな来ちゃったね。」と残念そうな声で言ったのにも関わらず 「あ、祐樹君。ありがと。」由美はまったく気にしていないらしい…。
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