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俺は同窓会が始まっても事あるごとに由美の方を見てしまっていた。
同窓会がお開きになり、後片付けに俺と由美と祐樹が残った。
作業をこなしていると、祐樹に呼び出された。俺が祐樹の所に行くや否や
「お前まだ由美のことが好きなんだろ?」と聞いてきた。
「は!?な、な、何を言って※″&■¥¢○☆☆」
慌てているのが丸見えだ。
「まぁ、今日の様子を見てりゃ分かるさ。前お前が由美のことを好きだったって知っている人にとってはな。」
とは言っているが、由美のことを好きだったと知っているのは祐樹だけだ。
「頼むから由美には言うなよな。」と、念を押すと
「だったら自分から言えば?もしかしたら由美も待ってるかもしれないぜ?」と言い返された。
よくよく考えたらそうかもしれない。あの噂が本当だとしたら由美も俺のことを…。
「ま、言った方が良いと思うけどな。」と祐樹が言ってきたので
「はいはい。分かったよ。いつかちゃんと言うよ。」と言おうとしたときに
「どうかしたの?」と由美が聞いてきた。
「あ、別に…。なんでもないよ。」
後ろからの視線が痛い…。
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