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「本当?」由美は驚いた顔をしている。 「本当に私のこと…好き…なの?」 怪しがっているが心の中は嬉しそうだった。 「本当さ!由美がどこに行っても関係ない。俺は由美が好きだ!」 「本当に好きなら、留学から帰ってきても私のこと好きでいられる?」 俺は試されているのだろうか? もしそうだとしても答えは一つしかない。 「うん。もちろん!由美が留学から帰ってきたとき、由美に似合う様な男になっててみせるよ!」 なんだか自分で言ってて恥ずかしかった。 そしたら由美が 「うん。私もイギリスで大介君に似合う様な女になっててみせる!」と言った。 由美も同じ気持ちらしい。 いつの間にか二人共ベンチには座っておらず、立ち上がっていた。 そんな光景がどこかおかしくて二人で笑った…。
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