嫉妬

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「それより、あたしテニスしたことないんだけど…」 「それやったら大丈夫やって!朔ちゃんも中学高校テニス部やし、魁さんも大学までテニス部だったんやろ?」 「そういえばそうだった…」 前嵐山に食事に行ったときに魁がずっとテニスをやってたことは知っている。 仁奈の言葉を聞いて朔もテニス部だったことをふと思い出した。 「なるほど…それでテニスなんだ?」 「そういうことや!でもまさか朔ちゃんと魁さんが友達になるなんてな」 「ホンマびっくりやわ!」と仁奈は苦笑する。 けどの表情は何処か嬉しそうだ。 「せや!魁さんと正式に付き合うことになったら4人でぎょーさん遊ぼうな!今から夏やし、イベントもいっぱいあるで♪」 「…うん♪」 今度は表情がぱぁっと明るくなった仁奈を見て鈴華も嬉しそうにはにかんだ。
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