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「五十嵐さんのことだからすっごいいい席なんだろうね!」
「へぇ。しかも今回は魁はんとなんどす!」
「…え…?」
今なんて…?
突然の言葉に鈴華の思考は一瞬停止した。
魁さんが千代と一緒に…?
どういうこと?
そんな話聞いてない!!
「旦那さんじゃなくて魁さんと行くの…?」
恐る恐る問いかけると千代は「そうどす」と鈴華に追い討ちをかけるように笑顔で答える。
「うち魁さんと2人は初めてやさかい。なんや緊張してもうて…」
「なんや千代ちゃん今日魁はんとデート?」
鈴華が黙ってるとたまさ代が丁度リビングへやってきた。
どうやら来る途中で千代の話し声が聞こえたみいだ。
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