嫉妬

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コンビニに入ると雑誌コーナーに見覚えのある姿を確認する。 鈴華はあっ!と思いながらその人に近づく。 「お兄はん、こんばんは!何してはりますの?」 わざと言葉遣いを変えて肩をポンと叩く。 「えっ?あっ……え!?西条!??」 鈴華に話かけられた青年、大崎拓は突然の鈴華の登場に動揺の色を隠せない。 鈴華の登場というよりも鈴華の着物姿と言葉遣いにびっくりしたと言ったほうがいいかもしれない。 「大崎くんこんばんは!」 改めて挨拶をすると拓は顔を赤く染めた。 「…びっくりした//」 「へへっ驚かせちゃったかな?」 「マジ焦った。誰かと思ったし」
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