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あっという間にミニゲームは終わり個人練習をしてその日は帰った。
帰宅途中、俺と西山は方向が同じということで一緒に帰宅。
タ「なぁ西山って…
ユ「結衣でいいよ。あたしも猛って呼ぶし♪」
タ「ん?ぁ、あぁわかった」
ユ「で、何?」
タ「なんで女バスに入んねんだ?あんだけ上手いのにもったいねぇじゃん。」
ユ「あはは。ありがと♪でも、あたしまともにプレーできないから…」
タ「?」
ユ「1年前に事故で膝壊しちゃったの…リハビリしてなんとか普通に生活できるようになったけど、走ったり跳んだり出来ないんだ」(苦笑)
あ…ミニゲーム中感じた違和感の正体わかった。パスやシュートに気を取られて気付かなかったけど、ドリブル1回もしてない…。シュートするときも跳んでなかった…
タ「……」
ユ「でもバスケ好きだからどんな形でも関わっていたくて。それでマネージャーになったって訳」
タ「そっか…なんて言ったらいいかわかんねーや」
ユ「気にしなくていいよ♪」
タ「ん?ちょっと待て。俺はハンデ持ってる奴の足引っ張ってた訳!?…自信なくすゎ(泣)」
ユ「あはは。でもシュートフォームとかすごい綺麗じゃない!」
タ「俺より綺麗な奴にいわれても…」
ユ「あら、私バスケに関してはお世辞なんか言わないわよ?だから頑張ろ!ね?」
ドキッ
タ「ぁ、あぁ。目標はでっかく全国制覇!!って言いたいけど、とりあえず地区大会制覇ぐらいにしとこう。」
ユ「う~ん…地区大会かぁ‥ねぇ!じゃーさ、私を全国に連れてくってのは?そうしなよ!ね!約束♪」
タ(なんかどっかで聞いたことあるような約束だな…)
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