「葬儀」

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この話しは変わった人間と言うよりも、笑い話しになる。 俺が小学生の時、じいちゃんが亡くなった。 当然、通夜 そして葬儀となる。 悲しみの中、通夜が行われ、次の日お葬式となった。 お坊さんが来て一通りの挨拶をすませたあと、仏の前でお経をあげ始めた。 家は小さなボロ家だった。 人がちょっとでも集まると肩がぶつかり合うほどだ。 身内の人逹は悲しみにハンカチで涙を拭いながら下を向いて じっとお経を聞いていた。 冬の寒い時期だったから余り汗もかかない時期に、お坊さんの頭から光るものが落ちてきた。 「暑いのかな?」 そう思っていると、お経が少し止まった。お坊さんが体を傾けた 次の瞬間! 「ブッ!!」 大きな音の屁を誰もがききのがしはしなかった。 お坊さんはお経を読みはじめたのだが、親戚のおばさん連中は 下を向いたまま 「ククッ!」笑いをこらえるのに 精一杯だった。 悲しみの席で笑いをこらえるのは ホントにつらいものである。
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