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「ほら、やるよ」
「何だ?」
「何だと思う?」
「…チョコレートに見えるが?」
「そう、チョコレート」
クスリと何かを含んだ笑みを浮かべた奴の手から、洒落たどこかのマークが入ったアルミホイルが私の手中に落としてくる。
「お前の場合わかっててやっているよな」
「ほう?て事は俺以外にも貰ったのか?」
「…偶にお前を信じたくなる」
「それは…買いかぶりだぜ?お前、今仮にも大佐だし」
「ははっ…暗殺なんてお前にはお手のもんだろ、今更なにを」
「おいおい、俺は暗殺部隊じゃねぇぞ。諜報部だ、諜・報・部」
「仕事内容は変わらんだろう…それより、食わせろ」
「…へいへい、一緒に死ねってか?最高の誘い文句じゃねぇの」
例えそれが地獄でも
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