22人が本棚に入れています
本棚に追加
ラフとレンツェはまだ道化師では無かった幼い時期もあった。
「ラフお兄様」
レンツェがそうラフを呼ぶとラフは笑顔で応えた。
「なんだい?」
レンツェは何だか震えてラフの服の裾をキュッと握りしめた…
「お兄様あちらを見て下さい!」
レンツェは庭先に人差し指を向けた
ラフがそちらを見ると、おばあさんが立っていた……。
「誰だ…?」
「あの人のお顔が恐いんですの!!」
レンツェがそう云うとラフが顔を見た。
確かに恐ろしい顔だった
最初のコメントを投稿しよう!