Piece

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何もない午後 雨だけが音を奏で 通り過ぎる風の匂いに 何かを探していた 切なさに捕われて 淋しさに掬われて 空っぽな心に目を背け ただ天を仰いだ 記憶の欠片手繰りよせ つなげてみても パズルは完成しなくて 穴の空くいくつかの Pieceは雨に 流されていく
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