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葵「な~、ユキ教室戻らへんの?鐘鳴るでな~」
『うちサボる』
葵「そんな、ユキ1人して行けるわけ無いやんか・・」
‐ポツ、ポツ‐
なんでやねんな、
何で、今このタイミングで雨が降るねん。
おかしいやろ!
神様頭おかしいやろ!あぁ~?!(怒)
空向かってそう叫んでみたい気分だったけど…
アホらしくてやめた。
しゃあなしに戻る…
『戻ろ…』
葵「うん!それがええよっ!サボりはあかん!」
よう言うわ。
お前は、マー坊が居るからやろ?
好きな人が隣りやったら、そら一緒に居たいわな?
明らかに嬉しそうな顔の葵を見て、
なんか余計に腹が立った。
いつまでたっても
あいつの顔と言葉がイライラをおさまらせてはくれなかった
憂鬱気分の(プラス微妙に濡れた制服で、)重い足取りで階段降りるうちと、
ルンルン♪気分で、廊下を先走る葵。
『はあ・・・』
今日初めての溜め息は、今までの中でも
一番重かった。
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