第1章「好きな人」

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まだ恋愛と呼ぶには幼さ過ぎた。 中2の恋。 あの時は 人生でもうこの人以上に好きになる人なんて、絶対出来ない! そう思った。 春日ユキ 15歳。 ごく普通の中学校2年生。 まだ男の子を意識した事もなかった。 「ユキ~」 『何だね、葵くん』 葵「葵君て何やねん、(笑)」 西川葵。 同じく中2の友達、 女の子(笑) 葵「ユキ、知っとった?!A組のハル君とE組のみかちゃんて、付き合ってるんやって!!びっくりやんな??」 『ふぅん、そうなんや』 葵「何やの!そっけな」 『別に…興味無いもん』 別に誰と誰が付き合うとか 誰が誰を好きとか 他人の話とか 恋とか彼氏とか 本間にどうでもよかった… 葵「あ、みかちゃんや!ええな~ うち等も早よ彼氏とかほしいな!」 『そだね~』
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