第4章「やきもち」

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席替えをして1週間。 だいたい隣りのヤツは寝とるか 居ないか… まあ、別に関わりたく無いねんからええやけど。 この1週間で分かった事 ヤツはモテるらしい。後、マー坊も。 学年ツートップなんやって… マー坊は分かる。 葵も含め、女子が好きそ~な男やもんな やけど、ヤツがモテるのはいまいち…納得いかへん。 顔がいいだけで男ってモテるもんかぁ? 顔がええヤツなんて、絶対性格とかしょうもないねん 自惚れてるからな! 葵「も~、マー坊やめやぁ!(笑)めっちゃウケんねんけど!」 前では 授業中にも関わらず、葵がキャハキャハと笑ってる。 おい 周りの女子睨んでんで! マコト「ユキちゃん、これめっちゃ似てへん?」 マー坊がノートに書いた落書きを見せてきた。 ちゅうかノート落書きしかないやん もう落書き帳にせぇや。 “似てへん?” って見せてきたのは 体育の太郎の似顔絵みたいやった 『お前、センス無いねん!太郎そんなヒョロちぃ体やないねん。もっとチビごつみたいな…』 マコト「いい過ぎや(笑)」 『やって本間の事やん』 マコト「毒舌や~♪」 『うっさいわ(笑)』
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