第4章「やきもち」

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マー坊とうるさく騒ぐと、葵がちょっとだけ機嫌が悪くなる。 せやから極力喋らないようにするねんけどな… やって、話かけてくるねんから しゃあないやろ? ここでシカトとか出来ひんやんか… 『おら、もう前向きや!先生見とるし』 マコト「小さい事は気にするんやな~」 『優等生やもん』 葵「どこがやねん」 マコト「本間や(笑)」 ほらっ! 葵の毒ツッコミにも 気付かない馬鹿め! 早く前向いて 葵とだけ喋べっとったらええねん。 冗談のツッコミやないから、口調で分かるし。 あ~もう面倒臭いな なかなか 話を切らないマー坊に、うちは机に伏せて寝る行動をした マコト「え~優等生が寝てええんか?なあ?」 しつこい男やな! マコト!!!! 我慢して寝たフリをする。 なんで、席替えして こんなに気つかわなあかんねん… 次の授業はパスしよ… そう思いながら 伏せてると、いつの間にか本当に軽く眠ってたらしい。 葵に起こされた時は、授業は終わっとった。
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