第2章「席替え」

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梅田「はい、今から席替えするから、勝手にクジ引きしてや~」 梅田のアホ(うちなんか担任)がまた適当な事言いよった。 何で急に席替えやねん。 今のうちの席は 窓際のいっちゃん後ろ。 一番ええ席やから 席替えなんてしたなかった。 葵「今度は近くなれるといいな!うちら」 『せやなぁ~』 確かに葵と近くになれたらいいなあ~とは思うけども 今の特等席を誰かに譲るのは嫌だった。 とか、思っても 渋々、クジを引くしかなくて また自分の特等席に当たりますように…と願うしか無いわけで… 葵「ユキどやった?」 『ん~一応後ろ側。葵は?』 葵「あ、ユキの前やで!やったなぁ♪」 『良かったやん』 こんな事で喜べる葵は可愛いと思う。 結局、うちの特等席は違う人が座る事になって、 うちは窓際から二列目の後ろ。前が葵。 特等席…誰が座るんやろ…
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