意味はないよ戯言だから

5/5
前へ
/5ページ
次へ
零を唯へと還し 唯を零へと変換しよう 鬼達は紅の闇に集い 凶々しき曲が流れだす 朱の炎が人々を炙り はぜる火の粉は未来を焼く ぎりぎりと日常は軋みを上げて 双子の星は哀しげに瞬く 斑に染め上げた衣装を纏い 神々は地上へと堕ちる 嘆けば黒色の憎しみに囚われ 喜べば赤色の怒りがまとわりつく あぁあぁ愚かなりし民よ 戦はまだ終らぬよ まだ鬼達は終焉へと 踊り続けている
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加