“決行”の時

11/19
前へ
/106ページ
次へ
「……では、後は任せたよ。」 光秀は琉斗の肩を手で軽く叩きながら耳元で告げた。 琉斗も小さく頷き応えた。 「………あっ!そうそう、余興として君の“あれ”見せてあげたら良いよ。 きっと驚いてもらえると思うよ。」 光秀は悪戯っぽい笑顔を残してその場を去った。 琉斗は唖然とし声を失ったが直ぐに心を落ち着け、苦虫を潰す様な顔をしながら店に戻った。 (………光秀様の事だからもう準備は万端なんだろうなぁ。 “あれ”は疲れるんだけどなぁ まあ、しょうがないか………。)
/106ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1047人が本棚に入れています
本棚に追加